- E7はどんな人におすすめ?
- E7の特徴と性能を教えて!
- E7にデメリットはある?
電動昇降デスクを販売しているFlexiSpotは、SNSで多くのインフルエンサーが宣伝していることから話題になっていますよね。
中でもE7というモデルは、よくおすすめに挙がっているので気になっている人も多いのではないでしょうか?
しかし実際のところ、電動昇降デスクの市場全体で見たときに、FlexiSpot E7がどれくらいのレベルの商品なのかいまいちよくわかりませんよね。
そこで、今回はFlexiSpot E7のメリット・デメリットを他のメーカーと比較しながら紹介していきたいと思います。加えて、E7を買う上で知っておきたいこと、よくある疑問についても取り上げています。
これを読めば、「FlexiSpot E7が自分に合うかどうか」がきっと分かるはずです。
【まずは結論】E7は体格問わずおすすめの定番モデル
FlexiSpot E7は、昇降範囲が58〜123cmと低めにも広いことから、小柄〜大柄の方まで人を選ばずおすすめできる電動昇降デスクです。
電動昇降デスクは、スタンディングポジションがとれればそれでいいと思っている方が多いかもしれませんが、実は座った状態での微妙な位置調整ができるのも大きなメリットになります。
多くのデスクは70cm〜72cmで調整されており、170cm未満の身長の人にとってはやや高いのが実情です。昇降デスクも例に漏れず、多くのメーカーは70cm〜の昇降範囲となっています。
一方で、FlexiSpot E7は58cm〜と多くの日本人の体格にマッチするように作られています。
市場では中価格帯ながらも、つくりがしっかりしており、フレームがT字型のため揺れやがたつきは少ないです。耐荷重は125kgと、他のメーカーと比べてもかなり高いのもポイントです。
一方で、フレームがT字型になっているため、足元にスペースが少なく、足がフレームやビームに当たりやすいというデメリットもあります。
この点が気になる方は、E7ではなくコの字型のE7HやE7 Proを購入することをおすすめします。コの字型はフレームが奥に設置されるため、足元のスペースを広々使えます。
E7 Pro(コの字型)
FlexiSpot
E7 Proについてはこちらの記事で詳しく書いています。
FlexiSpot E7 Proのメリット・デメリットをわかりやすく解説。Proだからって優れているわけでもない。さらに、FlexiSpotならではのデメリットに組み立てがあります。実は純正天板の裏に一部下穴が空いておらず、電動ドライバーを使って自分で穴を空けなければなりません。DIYに慣れていない方にとっては厄介なポイントです。
これの解決策は、公式サイトから購入し、オプションでクロネコヤマトのらくらく家財宅急便という組み立てサービスをつけることです。リーズナブルな料金で開梱、設置、梱包材回収まですべてをヤマトのスタッフさんが行ってくれる、とても便利なサービスです。
FlexiSpotをらくらく家財宅急便で注文!【実際に使ってわかった組み立てサービスのメリット・デメリット】まとめると、
- E7は特に170cm未満の方におすすめ(昇降範囲が広い)
- 揺れの少なさ、安定感重視の人におすすめ(T字型)
- デスクの上に多くのデバイスをおきたい人におすすめ(耐荷重が高い)
- 足元のスペースが少ない→フレームに足が当たるのが嫌な方は、E7HやE7 Proがおすすめ
- 天板裏に一部下穴が空いていない→DIYに慣れていない方は組み立てサービスがおすすめ
FlexiSpot E7はこのような特徴となっています。ぜひお買い物の参考にしてみてくださいね。
こちらの記事では、FlexiSpotのモデルを比較し、それぞれの違いと選び方を解説しています。気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
【FlexiSpot 徹底比較】実際に使っている私が各モデルの違いと選び方を解説しますFlexiSpot E7の仕様
FlexiSpot E7の仕様について、こちらの表にまとめました。
積載重量 | 125kg |
最大速度 | 38 mm/s |
入力電圧 | 100 – 240 V |
上下昇降範囲 | 580 – 1230mm |
長さ調節範囲 | 1100 – 1900mm |
温度 | 0 – 40℃ |
認証 | PSE |
使用頻度 | 2分間連続で操作したときは18分間操作不可 |
まず、耐荷重は125kgとなっています。天板の重さがメラミン化粧板で約20kg、木材の場合は約30kgになるので、デスク上には90〜100kgのものが置けるということになります。
次に、E7はデュアルモーターとなっています。2本のモーターが左右の脚フレームにそれぞれ1個ずつ入っているため、昇降スピードが速く、安定性にも優れています。
昇降範囲は58〜123cmとなっており、小柄〜大柄までどんな体型の方でも使えるようになっています。
ビームの長さは110〜190cmで調節ができ、天板は幅120〜200cmまで対応しています。
またE7は電気用品となるので、PSEマークもついています。PSE認証とは、電気用品安全法の基準を満たした電化製品につけられるマークのことを指します。
昇降範囲は?どれくらいの高さまで下がる?
電動昇降デスクを買う上で、一番大事といってもいいのが昇降範囲です。
国内メーカーや大手も、中〜高価格帯までさまざまな電動昇降デスクを商品販売していますが、ほとんどの製品が70cm〜スタンディング位置までの昇降になります。
一方、FlexiSpot E7は、昇降範囲が58〜123cmとかなり幅広く、身長が低い方でも使えるデスクとして大人気となりました。
「座ることと立つことができれば問題ない」と考えている方は、E7の昇降範囲にピンと来ないかもしれませんね。
しかし、実は170cm未満の多くの日本人にとって、70cmの高さはしばしば高すぎると感じられるようです。今使っているデスクの高さは70〜72cmかと思いますが、デスクワークをしてみてどう感じるでしょうか?作業によっては高いと感じる方も多いと思います。
こちらの表をみてください。
身長 | 座面の高さ | 机の高さ |
---|---|---|
169 – 167cm | 42cm | 70cm |
166cm | 42cm | 69cm |
165cm | 41cm | 69cm |
164 – 162cm | 41cm | 68cm |
161 – 160cm | 40cm | 67cm |
159 – 158cm | 40cm | 66cm |
157 – 155cm | 39cm | 65cm |
154cm | 39cm | 64cm |
153cm | 38cm | 64cm |
152 – 150cm | 38cm | 63cm |
オフィスコムというサイトを参考に、各身長に適切な椅子と机の高さを表にまとめました。
これから分かるように、170cm未満の多くの方が70cmの高さでは高すぎるという結果になっています。
特に小柄の方、女性の方にとって、E7はいい姿勢を作る最適のツールになることでしょう。
対応する天板サイズは?
FlexiSpot E7は、対応する天板のサイズが幅120〜200cm、奥行き60〜80cm、厚み2cm以上となっています。
幅に関しては、中サイズから特大サイズの天板まで選ぶことができます。これはFlexiSpotE7の大きなメリットの一つで、200cmの天板を設置できる電動昇降デスクは他にはありません。
逆に言えば、小さい天板を選ぶことはできないのでスペースが限られているお部屋などでは注意が必要です。一般的に一人用デスクは幅100〜120cmのものもありますからね。
次に奥行きですが、これも中〜大サイズの奥行きで、使用感は広々としています。小さな作業机だと奥行き45cmのものが売っていたりしますが、FlexiSpotは60cmから対応可能のため、がっつりデスクワーク向けの商品ということになります。
フレームの上部の長さが58cmですから、これより小さい天板を無理やりつけると、フレームがはみ出して見た目にも悪いです。
ちなみに、フレーム脚の幅が68cmなので、綺麗に見せるなら70cm以上の天板がいいでしょう。
純正天板のおすすめは?
純正天板は、商品によってサイズや素材が違います。主要な天板については下記の表にまとめました。全ての純正天板を見たい方は公式サイトをご覧ください。
メラミン化粧板 | 天然竹天板 | カーブ型天板 | ハイグレード天板 | ハイグレードL字型天板 | |
---|---|---|---|---|---|
サイズ | 幅100〜180cm 奥行60〜80cm 厚さ2.5cm | 120×60×2cm 140×70×2cm | 140×70×2.5cm | 幅140〜160cm 奥行70cm 厚さ2.5cm〜3cm | 140×90/60×2.5cm 160×100/70×2.5cm |
価格 | 8,000〜24,000円 | 15,000〜22,440円 | 18,700円 | 41,800〜117,810円 | 58,400〜151,250円 |
特徴ひとこと | 耐久性が高い | 自然な風合い | 機能性が高い | 国内生産の天板 | 国内生産、機能性も高い |
おすすめ度 | |||||
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
まず、天板にこだわりがない方は、メラミン化粧板を選んで後悔することはないでしょう。傷がつきにくく、水や熱に強い性質をもつので、コーヒーカップなどをそのまま載せても問題ありません。また、表面はすべすべとした肌触りで、一枚の紙を敷いてペンで筆記するという用途でも問題なく使えます。
竹天板は、自然な風合いと触り心地です。木材は高くて手が出せないけど、自然素材を感じたいという方は検討されてみてもいいのではないでしょうか?こちらも表面は滑らかなので、ペンでの筆記にも使えます。
カーブ型天板は、メラミン化粧板の真ん中にカーブをつけた商品になります。デスクにより近づくことができるので、姿勢のつくりにバリエーションが生まれます。ただし、その裏返しに、必ず真ん中で作業をしなくてはいけなくなるというデメリットもあります。
ハイグレード天板は、国内生産の無垢材や集成材になります。幅広い種類の木材から、好きなものを選べるため、インテリアにこだわりたい方におすすめです。ただ、木材天板を購入するなら、個人的には後述するマルトクショップで購入した方がいいと思います。マルトクショップは値段も安く、ミリ単位で好きなサイズにカットした天板を注文することが可能です。
ハイグレードL字型天板は、国内生産の無垢材や集成材でできた天板をL字型にした商品になります。L字型にすることによって、人によっては作業効率を高めることができるかもしれません。L字の天板はなかなか見つけることができないので、こだわりがある方にはおすすめです。
純正天板でなくてもいい
FlexiSpotは他のメーカーとは違い、電動昇降脚だけでも販売しています。このため、自由に天板を選ぶことができるという大きなメリットをもっています。
例えば、IKEAのデスクを使ってきたという方は、これまで使ってきた天板を外してFlexiSpotの脚につけることが可能です。他にも、無垢天板やコンクリート天板などを新しく買い、インテリアや好みに合わせて選ぶこともできます。
また、ご自身のライフスタイルやお子さんの成長に合わせて天板サイズを変えることができるのもポイントです。最初は120cmで使い始めて、デスク機器が増えてきたら160cmにしたり、二人並んで使いたいときは200cmにしたりと、長期的に使い続けられるのも魅力ですね。
純正以外でおすすめの天板は?
FlexiSpotにおすすめの天板はたくさんあります。
まず、マルトクショップでは、無垢材・集成材などをミリ単位でカットして購入することができます。160cmの大きなサイズの無垢材でも約4万円と、かなりリーズナブルに購入できます。
木材を1枚からミリ単位で注文できるマルトクショップ
マルトクショップ
次に、IKEAのカールビーはとても丈夫で長く使えますし、ウォールナット材がとても綺麗で人気の商品です。
コンクリカグが出している、FlexiSpot用につくられたコンクリート製の天板もスタイリッシュでかっこいいです。
電動昇降デスク用 天板(※天板のみ)
コンクリカグ
また、カナデモノの天板はどれも質が高く、インテリアの雰囲気に合わせて木材やリノリウムのカラーを変えることができます。
FlexiSpotの機能性を高めたいという方は、Preductsの天板もおすすめです。天板裏にレールがついており、そこにトレーや引き出しなどを設置できるという優れものです。
ぜひご自身の納得のいく天板を探してみてください。
FlexiSpot E7の重さは?
FlexiSpot E7はフレーム脚だけで約32.1kgとかなり重い製品です。また、天板は幅160cmのもので約22kgとなっています。
「かなり重い!」と驚いてしまいますが、実はこれはFlexiSpotだけではなく、他のメーカーの昇降デスクの多くも天板+脚で40kgオーバーになっています。中にはFlexiSpot E7よりも重たい商品を売っているメーカーもあります。
とはいえ、やはりこの重さは大きなデメリットになってきます。50kg以上の家具は、まず二人以上でないと動かせませんからね。どうしても重いがゆえにいくつかの問題が出てきてしまいます。
具体的には、
- 玄関の受け取りから、部屋まで持っていくのが大変
- 組み立てが大変
- デスクの移動が大変
- 引っ越しが大変
- 廃棄が大変
というところです。
まず、組み立てに関してはできる限り二人以上でするようにしましょう。
また、公式サイトで購入することで、クロネコヤマトのらくらく家財宅急便という現地組立サービスをつけることができます。たったの6,600円で、開梱、設置、梱包材回収までしてくれます。一人暮らしなら購入しない手はないです。
また、電動ドライバーをもっていないという方にも、この現地組立サービスはおすすめです。FlexiSpot E7は、組立時に天板裏に下穴を空ける必要があり、この作業に必ず電動ドライバーが必要になります。それを買うだけでも3,000円ほどしてしまうので、DIYを趣味にして今後も使いたいというわけではないなら、最初からクロネコヤマトに頼んだ方がいいと思います。
FlexiSpotをらくらく家財宅急便で注文!【実際に使ってわかった組み立てサービスのメリット・デメリット】次に、デスクの移動が大変という点については、キャスターをつけることをおすすめします。キャスターも3,300円で買えますし、最初につけておくだけで掃除の際や、部屋の模様替えの際に役立ってくれます。
FlexiSpotの引越しに関しては、ビームをつけたままの天板と、フレーム脚に分けることで楽に行えます。もちろんパーツを分けた場合でも重いので大変ではありますが、形が細く場所をとらなくなるので車には積みやすいと思います。サイズが小さくなることで宅急便料金も安く済みますよ。
FlexiSpotの廃棄は、天板にしてもフレームにしても大型ごみで出すことになると思います。各自治体のルールに従って出すようにしてください。ビームをつけたままの天板と、フレーム脚とに分解することで楽に部屋から出すことができると思います。また、車で廃棄場に持っていく場合にもこのやり方がおすすめです。個人的には、捨てるよりもメルカリなどで売る方がいいかと思います。
耐荷重は?どれくらいの機器を載せられる?
FlexiSpot E7の耐荷重は125kgとなっています。
純正天板の重さは以下のようになっています。
サイズ | 重量 |
120cm(メラミン化粧板) | 12kg |
140cm(竹天板) | 15.9kg |
140cm(メラミン化粧板) | 16.6kg |
160cm(メラミン化粧板) | 22kg |
180cm(メラミン化粧板) | 24.2kg |
このように、天板を載せると大体10〜20kgが加わることになります。本物の木材天板を使う場合は、これに加えて約10〜15kg重くなると考えてください。
つまり、最終的にデスク上にはおよそ90〜113kgのものが置けるということになります。これであれば、PCやモニター3台、印刷機や照明、書籍などを載せてもまだ余裕でしょう。
FlexiSpot E7は揺れる?
FlexiSpot E7は比較的揺れの少ない製品になります。
Amazonで2〜3万円で買える中国の無名メーカーの昇降デスクの場合、座った状態でも揺れを感じ、スタンディングでは気になって作業ができないほど揺れがありますが、FlexiSpotは揺れを感じにくい製品になっています。
座った状態ではほとんど揺れを感じることがありません。強く揺らしてもコップの中の水がほとんど揺れないレベルです。
一方で、立った状態ではデスクに高さが出る分、どうしても揺れは出てしまいます。それでも、タイピングなどPC作業をしていて、気になって集中できないということはありません。あくまで、強く揺らせば揺れる程度です。
また、デスクに高さがある状態では、揺れてしまうのは当然のこととも言えます。事実、昇降できないタイプのスタンディングデスクも、揺れが大きい場合が多いです。
E7をスタンディングポジションで使う上でひとつ気をつけたいのが、モニターアーム選びです。デスク自体の揺れに加えてアームが揺れてしまうことで、モニター画面が揺れて集中力が削がれてしまう場合があるため、剛性の高く揺れの少ないアームを選ぶことをおすすめします。
足が当たる?
FlexiSpot E7はT字型のフレーム脚になっています。
このため、足元のスペースが広く取れず、足がフレームに当たってしまうことがあります。これを避けるために、140cm以上などある程度大きな天板を選ぶことをおすすめします。
次に、高さを一番低くした時に、ビームが天板の真ん中にあるせいで足に当たってしまうということがあります。
特に、デスクに体を近づけて作業する方、足を組んで作業する方は、足がビームに当たってしまう可能性が高くなります。
これを避けるには、奥行きのある天板を選ぶか、E7ではなくE7HやE7 Proを購入することをおすすめします。
奥行きが60cmのものを選んでしまうと、真ん中あたりにあるビームとの距離が近くなってしまいます。70cmや80cmの奥行きがある天板を選ぶことで、ビームを足から遠ざけることができますよ。オーダーメイドの天板が欲しい方は、サイズをミリ単位で決められるマルトクショップをおすすめします。
木材を1枚からミリ単位で注文できるマルトクショップ
マルトクショップ
次に、E7HやE7 Proのような、コの字型の電動昇降デスクを選ぶのもいいでしょう。これらのモデルはビームが奥側に寄っているので、足が当たるようなことはありません。加えて、コの字型のデスクは足元も広くなるため、フレーム脚にも自分の足が当たりにくくなります。
E7 Pro(コの字型)
FlexiSpot
組み立ては一人でできる?
FlexiSpot E7の組立自体は、ひとりでもできるくらいシンプルです。
説明書もIKEAのように図だけではなく、日本語でも説明が書かれているので迷うことはありません。
組み立ての基本としては、このような流れになります。
- 天板を逆さに設置
- 天板裏にフレーム、ビーム、コントローラーなどを固定する(電動ドライバー必須)
- 組み立て後にデスクをひっくり返す
至って単純な工程ですので、DIY初心者でも問題なく完成させることができるでしょう。
天板には下穴が空いていない?
実は、FlexiSpotは天板の裏に下穴が空いていなかったり、下穴の位置がずれていたりします。運が良ければちゃんと下穴がついているのものもあるのですが、あまり期待しない方が良いです。
これに関しては、「Amazonではなく、公式サイトで買えば下穴がちゃんとついている」という噂もありますが、どちらのレビューも確認したところ、どこで買ってもランダムでそのような製品に当たる可能性があるようです。
公式サイトにも、下記のように記載されています。
各シリーズの脚フレームに対応できるため、一部穴を用意致します。
商品により、穴が余ったり、もしくは、対応できなかったりすることがあります。
お客様にて一部の穴開け作業をいただくことになります。(電動ドライバーの使用をオススメ)
FlexiSpot公式サイト
日本語が怪しいですが、要するに、下穴は一部にしか対応せず、残った箇所については自分で空けないといけません。
このため、購入前に電動ドライバーを必ず用意しておきましょう。
セット販売をしているからには、純正天板の下穴くらいはきちんと空けといて欲しいですよね…。FlexiSpotは電動昇降デスク市場では安い方ですし、中国の会社の製品なのでこの辺りは仕方がないのかもしれません。
実際組み立ててしまえば物はとてもいいので、最初だけストレスが溜まるといったところでしょうか。
重いので組み立てより設置が大変
それから、FlexiSpot E7はフレームが約32.1kg、天板が幅160cmなら22kgと、合計50kg近くある非常に重い商品です。
先ほど一人でも組み立てできると書きましたが、工程によっては二人でなければできないところもあります。
特に最も大きな難関は、
- 玄関で受け取ってから部屋まで運ぶ
- 組み立て後にデスクをひっくり返す
という作業になるでしょう。
このときだけは、二人以上で作業するのがおすすめです。
FlexiSpot E7の組み立てに関する口コミ
実際に、組み立てに関する口コミを見てみましょう。
良かったです!
背が低くても(私は150センチ程度)使えて良いです。
組み立ては女性1人で大変でしたが出来ました。
FlexiSpot公式サイト
こちらの方は、150cmの小柄な女性ひとりで組み立てたそうですが、なんとか苦労しながらも完成できたようです。
組み立て自体はシンプルなので、やはりどう運ぶか、設置するかが難関になりますね。
本当に購入して良かったです!
天板、脚フレームともに重量感がありますが、問題なく組み立てることができました。
天板に脚フレームを取り付けたあと、最後にひっくり返す必要がありますが、本当に購入して良かったです!
女性や力に自信がない方は誰かに手伝って貰ったほうがよろしいかと思います。
FlexiSpot公式サイト
こちらの方も、パーツの重さが気になるものの、問題なく組み立てることができたようです。一方で、天板裏にフレームを設置する際もかなり力が必要になるため、女性は二人以上で組み立てた方がいいかもしれません。
最高のデスクが出来ました!
本体の組み立てはシンプルですが、設置については、はっきり言って重いです。
リフターや、段ボールをあらかじめ下に敷いておき滑らせながら持ち上げると何とかなりました。
FlexiSpot公式サイト
こちらの方は、組み立て自体はシンプルですが、設置するのに苦労したようですね。最後のひっくり返す作業についてですが、天板を軽く持ち上げて何か厚みのあるものを滑らせると、比較的楽に起こすことができますよ。どちらにしても、床が傷つかないように、作業時には段ボールやブルーシートなどを敷いておきましょう。
ちなみに、ひっくり返した後のデスクの移動が簡単になるように、オプションのキャスターをつけることをおすすめします。
お部屋のレイアウトだけでなく、配線整理するときも楽ですし、キャスターはつけておいた方がいいかと思います。
とってもよかったです
組み立ては1時間弱ほどでできました。組み立ての最後に机をひっくり返す必要がありますが、女性ひとりだと厳しいと思いました。
FlexiSpot公式サイト
こちらの方も書いている通り、一番最後にデスクをひっくり返す作業が一番大変です。組み立ては一人でも、最後だけは誰かの助けを借りることをおすすめします。
故障したらどうする?
FlexiSpotはただの家具ではなく、モーターやコントローラーなどの機械パーツもついていますから、故障したらどうしようと不安になりますよね。
しかし、FlexiSpotには全パーツに保証がついているので、故障時にも心配することはありません。
部位 | 不具合 | 保証期間 |
---|---|---|
機械部品: モーター、コントロールボックス、 リモコン、プロペラシャフト、ケーブル | 表示不全・異音・エラーコード・昇降支障など | 5年 |
構造体: フレーム支柱、ビーム | 破損・連結支障・異音など | 5年 |
天板 | 1年 |
FlexiSpotの保証に関するページによると、昇降デスクに関して、モーターやコントローラーなどの機械部品やフレームなどの構造部品は5年保証と書かれています。
また、天板に関しては各商品ページに1年の保証期間があると記載されています。
ちなみにFlexiSpotの保証期間はかなり長く、15〜20万円するような国内メーカーや大手の電動昇降デスクであっても、保証期間は1年に設定されています。
例えば、カナデモノで販売しているLINAKという本場デンマークの電動昇降脚も1年保証です。20万円以上するKOKUYOの電動昇降デスクも、電気部品については1年保証となっています。
いかにFlexiSpotが保証期間を長くとってくれているか分かっていただけましたでしょうか?電動昇降デスクは高い買い物になりますから、できるだけ長く使いたいですよね。その点では、保証期間の長いFlexiSpotを買うという選択肢はありだと思います。
【何ができる?】コントローラーの操作について
FlexiSpot E7のコントローラーには、昇降ボタンのほかに、高さを覚えるメモリーボタンが4つと、ロックボタン、LEDパネルがついています。
まず、左側にある上下マークでデスクを昇降できます。このとき、障害物を検知した場合は昇降をやめ、自動的に反対側に3〜4cm戻るようになっています。
障害物検知機能の感度については、上下ボタンを同時に長押しすることで4段階から設定することができます。
「M」と書かれたボタンはメモリー機能です。好きな高さになったらMボタンを押し、その後右側の好きなボタンを押すことで登録できます。
このMボタンを長押しすると、コントローラーがロックされます。同様に長押ししなおすと、ロックが解除できます。
設定のリセット機能もついています。下ボタンを押し続けると、デスクが一番下に下がった後に、また少し上がります。その後、LED画面に最低位置の高さが表示されたらリセット完了になります。
配線をどうするか?ケーブルトレー、ケーブルカバーについて
FlexiSpot E7にはオプションでケーブル配線の収納アイテムをつけることができます。
電動昇降デスクを使う場合は、この配線管理が必須になります。というのも昇降させるには常に電源に繋いでおかねばならず、加えて上下しても大丈夫なようにケーブルにたわみを作り、余裕を残しておかなければなりません。
こちらは1.2mのケーブルダクトです。ケーブルをまとめて隠してデスク裏に通すことができます。
66 x 29 x 35 mmのダクトなので、機器が多い方でも余裕をもって配線できます。安全のため、異なる機器のケーブルを離しておきたいという方におすすめです。
こちらは天板に直接取り付けるだけで、電源タップやケーブルを収納できるケーブルトレーです。固定用のバンドもついているので、ケーブルがあちこちに散らばることもありません。
耐荷重は3kgあり、大きめの電源タップを入れても安心です。
この場合、表から見えるのは電源タップの配線だけになり、見た目がかなりすっきりします。
こちらは、金属製のケーブルトレーで、E7本体と素材感が近いため見た目を重視する方におすすめです。
メッシュになっているので、中身が見やすく、またホコリがたまりにくい構造になっています。
幅50cm、奥行き12cm、高さ9cmあるので、大きめの電源タップでもらくらく収納できます。
キャスターがあると、掃除や移動に便利
FlexiSpot E7は、オプションでキャスターを注文することができるようになっています。
これをつけることで、50kg以上あるデスクを難なく移動することができるようになります。デスク上にPCやモニター、周辺機器、書籍を置いた状態だと、70kg近くの重さになってしまうこともあるでしょう。
部屋のレイアウトを変えたいときや、デスクの裏を掃除したいときに、キャスターがついていないと動かすのがとても大変です。
キャスターは3,300円とリーズナブルですし、デスクを動かす可能性があるという方は、合わせて注文されることをおすすめします。
デメリットとしては、キャスターの高さ分デスクが上に上がるので、昇降範囲に影響が出てきてしまうということです。
具体的には6cm分上がってしまうので、E7の場合、58~123cmの昇降範囲が、実質64cm〜129cmになってしまいます。
実際には65cmの低さであれば、多くの体格の方に対応しているとは思いますが、それより下の高さで使いたいという方は買う必要はないと思います。
もちろん、キャスターは外すこともできるので、いらないと思ったら途中で使わないという選択肢もあります。その場合、一度ひっくり返すのが大変ではありますが…。
最安値はいくら?価格推移とキャンペーン、クーポンについて
FlexiSpotは2020年にAmazonで販売されはじめました。それ以来、需要の高まりや物価高に影響され、徐々に価格が高くなってきています。
下記にAmazonでのFlexiSpot E7(脚のみ)の販売価格推移をグラフにまとめました。
販売し始めた当初からかなり値上がりしてしまったのが残念ですね…。とはいえ、同性能の製品を他のメーカーから買おうとすると8万円以上してしまいますし、機能性とつくりを考えれば現在の価格でも十分に買う価値のある商品であることは間違いないです。
ちなみに、現在でもAmazonにて1ヶ月に1回のペースで42,750円にセールされて売られていることがあります。これまでの傾向を見ると、だいたい月初めの第1週目にセールされていることが多いのでチェックしてみてください。
また、公式サイトでも同様にセールされており、こちらが最安値で買える場所になります。年に何回か30%オフになることがあり、その場合FlexiSpot E7が40,040円で購入できます。公式サイトでは多種多様な天板とサイズが選べるほか、セットでセールや限定商品もあります。また、現地組立サービスをつけることができるのも公式ならでは。個人的には公式サイトを選びますね。
最後にクーポンについてですが、FlexiSpotでは会員向けにクーポンを配信しています。毎月11日が会員限定割引の日となっており、8日にクーポンコードがメールで配布されるようです。