- BoYataのスタンドが気になるけど、モデルの違いがわからない…。
- どれが一番自分に合っているのかわからない…。
- 人気メーカーだけど実際の使い心地はどう?
オフィスアクセサリーを販売しているBoYataですが、PCスタンドが人気でSNSでもよく紹介されていますよね。
私自身、BoYataのN21とN19を購入してから毎日のように使っていますが、これのおかげで座り姿勢でも腰が伸び、目線が上がるようになって腰痛改善に助かっています。
ただ、このPCスタンド、いろんなモデルがあってどれを買って良いのかいまいちよくわかりませんよね。
そこで、この記事では、BoYataのN21とN19を一年近く使ってきた私が、BoYataのPCスタンドを全て比較していこうと思います。
この記事を読めば、「BoYataのどのスタンドが自分に合うか」がわかるはずです。
この記事でわかること
【まずは結論】基本はN21、17インチPCならN19、タブレットならN31
BoYata | N21 | N21ミニ | N19 | N31 | N33 | N25 | M6 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
サイズ | 29.5 x 21cm | 25 x 21cm | 29.7 x 25.4cm | 25 x 20.9cm | 27.5 x 23cm | 22 x 22.5cm | 29.5 x 23.9cm |
対応PC | 〜17インチ (実質15インチまで) | 〜15インチ | 〜17インチ | 〜15インチ | 〜17インチ | 〜15インチ | 〜17インチ |
高さ調節 | 7.9~26.9cm (実寸28cm) | 7.9~26.9cm (実寸28cm) | 6~25cm (実寸32cm) | 2.9~30cm | 4~30cm | 6〜14cm | 9.9~18.8cm |
放熱性 | |||||||
重量 | 1.15kg (実測992g) | 1.84 kg (実際は1kg以下) | 1kg | 800g | 2.08kg | 260g | 1kg |
携帯性 | |||||||
特徴ひとこと | バランスがいい | N31の劣化版? | 大型PC対応 | 軽くてコンパクト | 360°回転できる | 畳んで持ち運べる | 角度変更できない |
おすすめ度 | |||||||
商品ページ | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 | Amazon 楽天 |
まず、ほとんどの人を満足させられるのが、N21通常サイズとN33です。ノートPCでよく使われるのが13インチや15インチだと思いますが、どちらのサイズも対応しています。
N21は私も買ってから1年以上毎日のように使っていますが、調節できる高さ、コンパクトさ、耐久性など、すべてのポイントにおいてバランスがいいです。どれか一つ選んでおすすめするならN21ですかね。
一つ注意点としては、N21は実質15インチまでのPCしか載せられないという点です。公式ページには17インチ対応可能となっていますが、実際に私の17インチPCを載せてみたらキャパオーバーでした。かなり不安定なのでおすすめしません。
次におすすめなのがN33です。誰かと一緒に作業する方はN21よりもN33がおすすめです。相手に自分のデスクに来てもらったり、自分が一度席を譲ったりするのって、私もやってみましたがかなりストレスです。
欠点である重量が気にならなければ、これを選ぶのもありだと思います。私は自室だけでなくリビングで作業したり、長期出張にいくこともあるのでN21を選びました。
17インチサイズの大きめPCを載せたいという方は、N19をおすすめします。私も実際に17インチPCを載せて一年使っていますが、安定感があり、高さも32cmとかなり出るので姿勢が正しやすいです。
あとは回転式のN33も選択肢に入ってきます。N19と比べて若干、縦幅と横幅が短いので安定性には少し劣りますが、使用に支障はないと思います。
13インチ以下の小型PCや、タブレットを主に使うのであればN31がいいと思います。一応15インチまで対応とは書いてありますが、13インチにぴったりサイズのN21よりも横幅が小さいので、正直15インチには安定感が心許ないと思います。
こちらのスタンドは軽くてコンパクトなので、サイズさえ合えばかなりおすすめできる商品です。デザインが独特で好みが分かれそうですが、通気穴も大きく放熱性は十分でしょう。
上記の表をまとめると、
- 〜15インチPCならN21が一番おすすめ
- 17インチPCならN19が一番おすすめ
- 11インチPCやタブレットならN31が一番おすすめ
- 回転式にこだわるならN33もアリ。重量に注意。
- その他はあまりおすすめしない(理由は下に)
BoYataの関節が2つあるタイプのスタンドは、高さの無段階調整ができるため、ノートPCをよく使う方に便利なアイテムだと思います。
私も使っていて、自然と座り姿勢がよくなりましたし、目線があがることで腰や首が伸びます。長時間のデスクワークでは、体への負担をできるだけ減らしたいので助かっています。
また、場所をそれほど取らずに設置できるのもポイントで、この手軽さも最高です。リビングや自室など、家の中のいろんな場所でスタンドを使いたいという方にはぴったりです。これがモニターだと自室以外では使えなくなってしまいますから。
姿勢を良くしたい、けどモニターを導入するほどではないと考えている人にはおすすめですよ!
BoYataはどこの会社?
BoYataは2017年に設立以来、さまざまな種類のスタンドを販売している中国の会社です。アジアだけでなく、ヨーロッパなどでもオフィスアクセサリーの製造・販売をしています。
一番人気の商品はPCスタンドで、無段階調整できる脚部のデザインが特徴です。脚部固定式のものや、360°回転式のものなどユニークなモデルも販売されています。
YoutubeなどSNSではよく紹介されているため、PCスタンドを探していたら一番多く目に入る商品かもしれませんね。
同じような商品を出している会社は国内メーカーにもありますが、BoYataの強みは17インチPCでも使えるスタンド(N19)が販売されていることでしょうか。また、価格も比較的安く、よくセールもしているのも嬉しいです。
【検証してみた】BoYataはどこの国の会社?怪しい?レビューはサクラばかり?ゆるくてぐらつく?すぐ壊れる?【BoYata N21】誰にでもおすすめできる万能型
N21のサイズは29.5 x 21cmとなっており、これは13.3インチのMacbookとほとんど同じサイズになります。
15インチPCを載せるなら、横に両サイド2.5cmほどPCがはみ出るイメージです。ここまでなら安定性には問題ありません。
一方、対応PCは17インチまでと公式情報にはあるものの、実際に載せてみると縦にも横にもはみ出て不安定になったので、正直おすすめはしません。
高さは最高で実寸28cmまで出るので、しっかりと腰を伸ばして作業することができます。視線の先が画面の上部端にくるのがベストな高さらしいですが、それには数センチ足りないくらいでしょうか。それでも設置の手軽さを考えたら十分すぎるくらいです。
重量も重すぎず、家の中で取り回しやすいです。自室以外でも作業する方にぴったりだと思います。また、畳んだら4cmほどの厚さになるので、コンパクトに収納もできます。
ひとつ欠点があるとすれば、通気孔が小さいこと。PC本体に放熱穴がない場合は注意が必要です。私は放熱穴のないM1 Macbookを使っていますが、作業自体そこまで重くないことや、そもそも発熱の少ないPCであることから問題にはなっていません。
15インチまでのPCを載せたいと考えていて、「とにかく失敗したくない」という方はN21を選ぶのがおすすめです。
こちらの記事では、N21を使ってみた感想について正直にレビューしています。BoYataから商品提供や報酬を受けて書いたわけではなく、完全自腹で購入してレビューしているので参考になるかと思います。
【BoYata N21 レビュー】PCスタンドで手軽に姿勢がよくなった話また、こちらの記事では、人気モデルのN19との比較を中心に書いています。
BoYata N19とN21の違いを解説します【どっちがおすすめ?】【BoYata N21ミニ】N31の劣化版?ちょっと中途半端なモデル
BoYata N21には15インチまで対応しているミニサイズも用意されています。
N21よりも天板の横幅4.5cm短く、それ以外のサイズは変わりません。高さも28cmほど出る上、より軽いということで検討している人も多いかもしれません。
しかし、私には同じく15インチまで対応のN31の劣化版のように思えてしまいます。
というのも、N31は幅と奥行きがほとんどN21ミニと同じで、800gと軽く、しかも高さは30cmまで高くなります。さらに、通気穴がより大きく、放熱性も上回っています。
タイミングによってはどちらかがセールになっていたりするので、価格で決めてもいいかとは思いますが、性能で言えばN31の方がいいと思います。
ただし、通気孔のデザインは独特で好みが分かれると思うので、その点は検討が必要です。
【BoYata N19】17インチPCを載せるなら一番おすすめ
N19は幅29.7 x 奥行き25.4cmと、17インチサイズのPCを受け止めるのに十分な天板のサイズがあります。
私も実際に17インチPCを載せて1年近く使っていますが、安定感があり、大型PCには一番おすすめのモデルです。上の写真のように、PCのはみ出ている面が小さいので安心して使用できますね。
通気孔も大きく開いているので、放熱性はバッチリです。重量も1010gとそこまで重たくないので、自室以外に持っていくことも可能です。
ただし、これはメリットの裏返しですが、天板が少し大きいためなかなか存在感があります。PCを置いたままにしておくと圧迫感があるかもしれません。
閉じた状態では4cmほどのスリムさにはなりますが、天板が大きい分、収納場所は考えないといけません。
それでも、17インチサイズを載せられるこのタイプのスタンドは、BoYata N19くらいしかないと言っても過言ではないです。それくらい大型PCに対応しているスタンドは少ないので、私のように17インチを使っている方にはおすすめしたいです。
こちらの記事では、N19を使ってみた感想について正直にレビューしています。BoYataから商品提供や報酬を受けて書いたわけではなく、完全自腹で購入してレビューしているので、ぜひ買う前の参考にしてみてください。
【BoYata N19 レビュー】17インチの大型ノートPCも置ける優れものまた、こちらの記事では、同じく人気モデルのN21との比較について書いています。
BoYata N19とN21の違いを解説します【どっちがおすすめ?】【BoYata N31】タブレットや小型PCにおすすめ
N31は天板のサイズが25 x 20.9cmと、N21よりも横幅が4.5cm小さいコンパクトモデルです。
対応PCは15インチまでとなっていますが、N21ですら13インチがぴったりサイズなので、おそらく15インチを載せると安定性に欠けるかと思います。
逆に言えば、11〜13インチの小型ノートPCや、タブレットにはおすすめのモデルです。
コンパクトでありながら、高さ30cmまで出すことができるので、しっかりと座り姿勢をまっすぐにできると思います。
また、通気孔も大きく空いているため、放熱性も高いです。重量は800gと軽いため、家のなかで取り回しがしやすいです。
幅が小さく場所を取らないため、収納しやすいのも嬉しいですよね。
一方で、通気孔のデザインが独特なので好みが分かれるところかもしれません。デザインが気にならない、13インチ以下のデバイスを使っているのであれば、良い選択肢だと思います。
【BoYata N33】誰かにPC画面を見せられる!回転式スタンド
N33は、台座を360°回転させられるユニークなデザインになっています。
複数人で作業をされることがある方には、とても嬉しい機能だと思います。PC以外にも、タブレットを載せてプレゼンに利用したり、店舗レジや窓口でのお客さん対応にも役立ちそうです。
これは個人的にはかなり欲しい機能です。誰かに画面を見せたい時には、自分が席を譲るか、密着するくらい隣に来てもらわないといけませんが、これがあれば座ったまま画面を見せられます。
サイズは27.5 x 23cmと、N21とN19の中間くらいで、15インチPCがちょうどいいくらいの大きさです。17インチを載せるには多少心許ない天板サイズですが、無理というほどではありません。
高さは30cmまで高くなるので、良い座り姿勢をつくることができます。通気孔が大きく4つ空いているのも、放熱面では大きなポイントですね。
一方で、重量が2kgと携帯性に乏しいため、ほとんど自室の備え付けで使うことになるでしょう。また、回転部が邪魔するので、外部キーボードをスタンド下に置いてタイピングしたり、格納したりといったことができないのも、個人的にはデメリットに感じます。
【BoYata N25】携帯性は高いが、高さがあまり出ない
N25のサイズは22 x 22.5cmとなっており、幅については狭めることもできる仕様になっています。
このため、幅を調節してタブレットやスマートフォンにも使えるのが大きなメリットといえるでしょう。
公式では15インチまで使えると書いてありますが、幅22cmなので大きく見積もっても13インチがぎりぎり使えるサイズ感です。15インチを載せたい場合は注意が必要です。
背面ががっつり開いているので、放熱性は抜群です。畳めば4.5 x 24cmととてもコンパクトになるので、出先で作業したい方にはぴったりですね。また、脚部を固定するタイプなので、タブレットに角度をつけて絵を描きたい方にもいいと思います。
一方で、高さについては最高で14.5cmと物足りない結果となりました。これでは十分に腰が伸びず、首も下向きとなり体の負担を軽減することができません。
また、無段階調節はできず、6段階仕様となっています。
これらのデメリットから、N25を買うよりも、N21など他のモデルを買った方が満足度は高いと思います。
「高さがあまり出なくてもいい、調節もできなくていいから携帯性を重視したい」ということであれば、MOFTという非常に薄い取り付け型のスタンドの方が確実にいいと思います。
私はMOFT Miniを持っていますが、揺れも少なくタイピングもしやすくて最高ですよ!
【BoYata M6】角度を変えられない、畳めない、高さが出ないの三拍子
BoYataのM6はサイズ29.5 x 23.9cmの17インチに対応したPCスタンドです。
角度は変えることができず、高さについては後ろのレバーで操作します。
放熱性がいいというメリットを持っていますが、個人的にはあまりにデメリットが多すぎて人におすすめできる商品ではありません。
まず、角度が変えられないというはこの種のスタンドでは絶望的です。いくら高さが変えられると言っても、PCの角度調節にも限界があるので、スタンド側でも角度が変えられるのは必須の機能です。角度が変えられないので、タブレットやスマートフォン、ゲーム機などを載せて使うことはできません。
次に、調節できる高さの限度が低すぎます。9.9~18.8cmの範囲で昇降できますが、これではベストな高さに程遠いです。
また、折りたたむことができないため、携帯性や収納面でも問題があります。
最後に、爪の幅が広い点にも注意が必要です。このせいで、スマートフォンやiPad miniなど小さいタブレットが引っ掛けられず使うことができません。
これを買うくらいなら、N21を購入することを強くおすすめします。
BoYata以外におすすめのPCスタンドは?
個人的にはBoYataを使っていて不満はありませんが、他のメーカーにも魅力的なPCスタンドはあります。
ここでは、BoYata以外のおすすめスタンドを紹介していきます。
サンワダイレクト – ノートパソコンスタンド
こちらのスタンドはBoYataのN33同様、360°回転するタイプになっているため、誰かと画面を共有したいときに便利です。
アームには2つの関節をもつがついているため、好きな角度と高さに調整できるようになっています。BoYataとの違いは、一脚になっている点です。このため、安定さにはやや欠けるでしょう。
底面には滑り止めのシリコンゴムを装備しているため滑ることはなく、デスクを傷つける心配もありません。アルミ製のため、安っぽさもないです。
また、BoYata N33とは違い、スタンドの下に外部キーボードを置いてタイピングをしたり、PC周辺機器などを格納したりすることができ、省スペースな点も嬉しいポイント。
デスクの奥行きが限られている場合や、限られたスペースで作業するにはぴったりのスタンドです。
エレコム(ELECOM) – ノートパソコンスタンド PCA-LTSFAH20SV
エレコムのスタンドも、無段階調整ができる折りたたみタイプとなっています。
素材はアルミ合金製で、15.6インチまでのノートPCに対応しています。
スタンドの高さは天板水平時に最大約20cm、天板45°傾斜時に最大約32cmまでアップすることができるため、腰が伸びた綺麗な姿勢をつくることができます。
スタンド下にはキーボードを置けるスペースがあり、ここにも通気穴が開いているのがユニークですよね。
デメリットとしては、価格がBoYataの2倍以上するという点くらいでしょうか。
イーサプライ ノートパソコンスタンド EZ2-STN077
こちらのPCスタンドは他のメーカーにはない特徴があります。
実は素材がスチール製になっており、スタンド本体にマグネットでデスク用品を取り付られるというメリットがあります。
あまり重いものや高さのあるものは取り付けられないとは思いますが、コード類やよく使うアダプタなどをマグネットで吊り下げておけるのは便利です。
もちろん他のスタンド同様、高さや角度を無段階調節でき、大きな通気穴も空いています。
また、台座にはキーボードを置けるように、小さなシリコンパッドが取り付けられているのもポイントです。小さな心遣いを感じますよね。
そして、こちらの商品はヒンジ部分を緩めたり締めたりすることができるようになっています。調整工具も付属しますし、長く使えるいい商品だと思います。
グリーンハウス(Green House) ノートパソコンスタンド
こちらのスタンドもBoYata同様、丈夫なアルミ合金製で、高さや角度を自由に変えられます。
一番の特徴は、放熱用の通風孔が大きく開いていること。PCやタブレットが比較的熱くなりにくく、負担がかかりにくいです。
他のメーカーと比べても大きな穴が空いており、底面に排気口のないタブレットなんかを使う場合でも安心して使えます。