- BoYataのスタンドが気になるけど、N19とN21の違いがわからない
- どっちが自分に合っているのかわからない
- 人気メーカーだけど実際の使い心地はどう?
オフィスアクセサリーを販売しているBoYataですが、PCスタンドが人気でSNSでもよく紹介されていますよね。
私自身、BoYataのN19とN21を購入してから毎日のように使っていますが、これのおかげで座り姿勢でも腰が伸び、目線が上がるようになって腰痛改善に助かっています。
ただ、この2つのモデル、よく似ていてどう違うのかがいまいちよくわかりませんよね。
そこで、この記事では、BoYataのN19とN21を一年近く使ってきた私が、比較&違いを解説していこうと思います。
この記事を読めば、「N19とN21のどちらが自分に合うか」がわかるはずです。
【まずは結論】17インチPCならN19、15インチまでならN21をおすすめ
BoYata N19は天板サイズが29.7 x 25.4cmとなっており、N21よりも縦幅が大きく作られています。
N19の最も大きなメリットは、17インチの大型ノートPCでも載せられるという点です。実は、17インチのPCを載せられるスタンドはほとんどなく、このようなスタンドを探している方はN19一択と言ってもいいです。
N21通常サイズも、公式の情報では17インチ対応と記載されているものの、実際に載せてみたところ明らかにキャパオーバーでした。天板からはみ出る部分が大きく、不安定になり安心して作業できません。縦幅が違うだけで安定感もかなり変わります。
次に、N19は高さが最高で実寸32cm出すことができます。これはほとんどの人にとってベストな高さで、視線がPCの上部にくる理想的な位置に設定することができます。
また、通気孔が大きく空いているため放熱性も高く、重い作業をすることがある方でも安心です。
一方で、天板の大きさと引き換えに、N21と比べて携帯性に劣ります。閉じた状態でも天板サイズのせいで場所をとりますし、収納場所についても考えなくてはいけません。高さが結構あるので、そのままデスクに置いておくと、少し圧迫感も出てしまいます。
まとめると、17インチ以上のPCを載せて使うならN19一択、場所は取るがいたしかたないというところです。
こちらの記事では、N19を実際に使ってみた感想をまとめています。もしご興味があれば参考にしてください。
【BoYata N19 レビュー】17インチの大型ノートPCも置ける優れものN21通常サイズは、天板が29.5 x 21cmと13インチMacbookがぴったり収まる大きさとなっています。
商品ページには17インチサイズまで対応と書かれていますが、実際に載せてみると安定感に欠けたのでおすすめはしません。あくまで15インチまで対応のPCスタンドだと思った方がいいと思います。
高さについては最高28cmほど実寸で出すことができ、しっかりと腰を伸ばして、良い座り姿勢をつくることができます。
重量は992gと重くなく、畳むと4cmのスリムサイズになるため収納もかんたん。自室以外に持っていくことも楽にできます。
一方で、ベストな高さには数センチ足らず、ほんの少し画面を見下げるような姿勢になってしまいました。とはいえ、姿勢改善には十分に役立つので、スタンド自体の機能として合格点を挙げられます。
また、通気のための穴が小さく、放熱性はやや劣る結果に。PC本体に放熱穴がない場合や、重い作業を繰り返す方は注意が必要です。
まとめると、N21は15インチ以下の機器を使うほとんどの方を満足させられるモデルです。
こちらの記事では、N21を使ってみた感想をレビューしているので、興味があればご覧になってみてください。
【BoYata N21 レビュー】PCスタンドで手軽に姿勢がよくなった話最後におまけとして、N21ミニサイズについて少しお話します。天板サイズは25 x 21cmと、N19よりもひと回り小さく、N21通常サイズよりも幅が短くなっています。
対応PCは15インチまでとなっていますが、15インチを載せると横に5cmずつくらいはみ出るかと思います。少し不安定になるので、個人的には13インチまでが適切なのではないかと思います。
高さは28cmと十分に出ますし、天板が小さいので携帯性にも優れます。
しかし、個人的には同メーカーのN31というモデルと比べて、性能がすべてにおいて劣っていると感じます。
個人的には、13インチ以下の小型PCや、タブレットを主に使うのであればN31がいいと思います。
N21ミニよりも軽く、高さも30cmまで出るほか、通気穴も大きくて放熱性も高いです。デザインが独特なので、それが気にならなければこちらをおすすめします。
ここまでの話をまとめると、
- 17インチPCならN19一択
- 〜15インチPCならN21がおすすめ
- 11インチPCやタブレットなら、N21ミニよりN31がおすすめ
BoYataのスタンドは、角度と高さの無段階調整ができるため、気軽に座り姿勢を改善できてとても便利です。
私も使っていますが、目線があがることで腰や首が伸び、結果的に体への負担が減って助かっています。
また、場所を取らずにすぐ使えるのもポイントで、この手軽さも最高です。リビングや自室など、家の中のいろんな場所でスタンドを使いたいという方にはぴったりです。これって、モニターにはできないことですよね。
姿勢を良くしたいけどモニターを導入するほどではないという人にはおすすめですよ!
下記の記事では、BoYataのPCスタンド全てを比較しおすすめモデルを紹介しています。気になる方はぜひ参考にしてみてください。
【自腹購入】BoYataノートパソコンスタンドを全部比較してみた【各モデルの違いは?】BoYataはどこの会社?
BoYataは2017年に設立された中国の会社。アジアやヨーロッパで、オフィスアクセサリーを中心に販売しています。
一番人気の商品は、関節が2つあるタイプのPCスタンドで、SNSでもよく紹介されています。他にも、脚を固定させるタイプや、360°回転できるタイプなど、ユニークな商品も販売されています。
同じような商品を出している会社は国内メーカーにもありますが、BoYataの強みは17インチPCでも使えるスタンド(N19)が販売されていることです。また、価格も比較的安く、よくセールもしているので買いやすいのも特徴です。
BoYataという会社の信頼性についてもっと知りたい方は、こちらの記事詳しく話しているので良ければご覧になってください。
【検証してみた】BoYataはどこの国の会社?怪しい?レビューはサクラばかり?ゆるくてぐらつく?すぐ壊れる?BoYata N19とN21の違いは?
BoYataのN19とN21の違いがわからないという方のために、両モデルの比較をしてみました。
天板のサイズが違う
N19とN21の一番大きな違いは、天板のサイズになります。写真左の小さい天板がN21、大きい天板がN19です。
この天板サイズの違いにより、対応するPCサイズも変わります。右のN19は17インチまで対応しているのに対して、左のN21は個人的には15インチまでが使用に適していると思います。
こちらの写真を見てください。N19に17インチを載せてもしっかりと背面を覆ってくれています。安定感があり、使いやすいです。
一方で、N21に17インチを載せると、横幅だけでなく縦にも大きくはみ出してしまうので、安定性に欠けます。
13インチMacbookだと、N21がほぼぴったりサイズです。15インチだとしても、両端それぞれ2〜3cmはみ出る程度なので全く問題ありませんね。
逆にN19に13インチを載せると縦に大きく天板がはみ出し、見た目が悪いですね。
ちなみに、スタンド下にある土台のサイズは、N19とN21ともに23.8cm x 20cmとどちらも同じサイズになっています。
通気穴の大きさが違う
次に、通気穴の大きさが違います。これにより、N19は放熱性が高く、N21は比較的劣ります。
PC自体に排熱穴がなく、本体がよく熱くなるという方は、N19を選んだ方がいいでしょう。
と言いつつ、私は背面に穴のないM1 Macbookを、通気穴の小さいN21上で使っています。Macは熱くなりにくいというのもありますが、そもそも画像や動画の編集、デザイン作業、ゲームなどの重たい作業はしないので、N21で満足しています。
シリコンパッドの形と位置が違う
細かい点ですが、シリコンパッドの形と配置も違います。
N19のシリコンパッドは四隅に配置されているので、17インチや15インチPCに最適化されていると思います。
逆に、N19に11インチPCや小さめのタブレットなどを載せると、上のシリコンパッドが保護してくれなくなる可能性があります。
一方で、N21は横幅いっぱいにシリコンパッドがついているので、縦置きでも横置きでも、どのサイズのデバイスでも保護しやすくなっています。
中央の爪の間隔が違う
中央の爪の間隔は、N19は12cmであるのに対して、N21は11.5cmとなっています。
全体的にN21は小ぶりなイメージですね。
0.5cmの違いなんて小さいと思いがちですが、意外と使い勝手が変わります。
例えばスマホを横置きで使ったり、iPad miniを縦置きで使う場合などは、間隔の狭いN21の方が引っ掛けやすく、置いていて安心感もあります。
アームの長さが違う、N19の方が高さが出せる
N19とN21ではアームの長さが違います。N19が21cmであるのに対して、N21は20cmとなっています。
1cm違うだけ、と思うかもしれませんが、天板の大きさも相まって実際の高さには大きな差がつきます。
N19は高さ32cmまで出すことができ、N21は28cmまでとなっています。
よりいい姿勢で作業したいなら、N19を選ぶといいかと思います。
BoYata以外におすすめのPCスタンドは?
個人的にはBoYataを使っていて不満はありませんが、他のメーカーにも魅力的なPCスタンドはあります。
ここでは、BoYata以外のおすすめスタンドを紹介していきます。
サンワダイレクト – ノートパソコンスタンド
こちらのスタンドは360°回転させられるため、複数人で作業するときに便利です。
BoYata同様、アームには2つの関節がついているため、好きな角度と高さに調整できるようになっています。
底面にはシリコンゴムがついているので滑ることも、デスクを傷つけることもありません。また、アルミ製のため、安っぽさもないです。
エレコム(ELECOM) – ノートパソコンスタンド PCA-LTSFAH20SV
エレコムのスタンドも、無段階調整ができる折りたたみタイプとなっています。素材はアルミ合金製で、15.6インチまでのノートPCに対応しています。
スタンドの高さは天板水平時に最大約20cm、天板45°傾斜時に最大約32cmまでアップすることができるため、首や肩に負担がかからない姿勢で作業ができます。
スタンド下にはキーボードを置けるスペースがあり、ここにも通気穴が開いているのがユニークですよね。
イーサプライ ノートパソコンスタンド EZ2-STN077
こちらのPCスタンドはスチール製になっており、スタンド本体にマグネットでデスク用品を取り付られるというメリットがあります。
あまり重いものや高さのあるものは取り付けられないとは思いますが、コード類やよく使うアダプタなどをマグネットで吊り下げておけるのは便利です。
また、この手の商品には珍しく、ヒンジ部分を緩めたり締めたりすることが仕様になっていますのもポイント。調整工具も付属しますし、長く使えるいい商品だと思います。
グリーンハウス(Green House) ノートパソコンスタンド
こちらのスタンドもBoYata同様、丈夫なアルミ合金製で、高さや角度を自由に変えられます。
一番の特徴は、放熱用の通風孔が大きく開いていること。底面に排気口のないタブレットなんかを使う場合でも安心して使えます。
他のメーカーと比べても大きい放熱穴になっているので、PCやタブレット本体が熱くなってしまうのが心配という方にぴったりです。